興味があるゲームの会社の株を比較してみた
おはようございます!
投資のためにゲームをやっているのか、ゲームが楽しくてハマっているのかがわからなくなってきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
エイチームがストップ高比例配分となり、連れ高なのかenishも上放れしそうな感がある今、次の展開を検討するためにも興味があるゲームの会社の株を比較してみたいと思います(以下、すべて数字はヤフーファイナンスより)
株価・時価総額編
No | 会社名 | 12/9終値 | 12/9時価総額 | 年初高値 | 年初安値 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ガンホー | 76,200 | 877.83百万 | 163,300 | 7,960 |
2 | enish | 2,937 | 15.65百万 | 5,400 | 920 |
3 | エイチーム | 3,215 | 30.86百万 | 4,515 | 2,233 |
4 | セガサミー | 2,757 | 733.99百万 | 3,015 | 1,451 |
5 | サイバーエージェント | 4,330 | 273.71百万 | 4,375 | 1,614 |
6 | コロプラ | 3,205 | 379.41百万 | 3,500 | 288 |
※enish、コロプラは、今年度9月30日に、それぞれ1:2、1:3の株式分割を実施しています。
まずは、やはり株価と時価総額を見ていきましょう。あとは年初来安値と高値ですね。まぁ、安値、高値については、ここもとの相場と年初とでは環境がまったく違うので今回の分析では使えないですね。また、それぞれの株価の高い、安いを比較しても仕方がないので、ここでは時価総額を見ていく事とします。
まず最初に驚くのはセガサミーをガンホーが抜いているということ、そしてコロプラの強さですね。セガサミーは名前の通り、ゲームのセガとパチンコのサミーが経営統合してできたアミューズメントの総合企業であります。そのセガサミーをガンホーが時価総額で抜いているあたりちょっと驚きました。まぁ、その理由は次の企業業績編を見ると驚きでも何でもないことがわかるのですが。
コロプラに感じたのも同じようなモノですね。まさか、サイバーエージェントを抜いているとは思ってもみませんでした。キチンと比較してみることの大切さがわかりますね。
企業業績編
No | 会社名 | EPS | BPS | 配当 |
---|---|---|---|---|
1 | ガンホー | 71,420.18 | 3,900.90 | 0円 |
2 | enish | 174.55 | 536.51 | 28円 |
3 | エイチーム | 110.08 | 364.72 | 21.22円 |
4 | セガサミー | 137.14 | 1,401.9 | 40円 |
5 | サイバーエージェント | 166.41 | 731.86 | 3,500円 |
6 | コロプラ | 27.2 | 66.54 | 0円 |
EPS、BPS共に大切な指標ですね。配当を入れているのは、どれだけ成熟した株なのかをみようと思って入れてみました。まぁ、あまり意味はないかもしれません。
業績で見るとガンホーはかなり買われている(いた)ことがわかります。ここから化けるかというとかなり難しいモノがあるとは思いますが、実際に毎月挙げている爆発的な売上げ(と同時にそれがほとんど利益)があるのはスゴイの一言ですね。
同じくコロプラも買われているのが見てとれますね。第二のガンホーということでグングン買われているのでしょうが、期待先行な面が大きいと思います。次にくる第三のガンホーまではこの相場つきとしてあると考えています。それが、エイチームなのかenishなのかグループスなのかは実に興味深いですね。
そのenish、エイチームはいいですね。昨日のストップ高がなければ実にいい感じでした。少し残念です(笑)
※この企業業績表は、ちょっとおかしなところがあるようなので、四季報などで後でチェックし直してみます。
企業情報編
No | 会社名 | 従業員数 | 平均年齢 | 平均年収 |
---|---|---|---|---|
1 | ガンホー | 986人 | 35.6歳 | 516万円 |
2 | enish | 116人 | 32.5歳 | 580万円 |
3 | エイチーム | 462人 | 28.6歳 | 468万円 |
4 | セガサミー | 7,180人 | 38.6歳 | 913万円 |
5 | サイバーエージェント | 2,777人 | 30.1歳 | 648万円 |
6 | コロプラ | 246人 | 30.9歳 | 648万円 |
従業員数を入れたのには意味があります。なぜか?
ソフトバンクが買収したスーパーセルのイルッカ・パーナネンCEOのインタビュー記事が日経ビジネスに掲載されていたのですが、
業績が急拡大する中にあっても「プロスポーツと同じように才能に溢れた少人数のチームを維持する」との方針を貫き、社員数を130人に抑えている
これがとても印象に残っているのです。同じゲーム業界としてそういった気風の会社があれば面白いなという訳です。まぁ、人数が少なくても、才能に溢れた人たちなのかはわかりませんが上場している昇り龍企業です。きっと、いい人がいることでしょう。
ここでもガンホーが目立ちますね。平均年収の低さでですが(笑)バックに孫氏率いるソフトバンクがいるのも同社の強みといえます。
エイチームの平均年齢の若さは逆にイヤな感じがしますね。定着率が悪いともとることが可能かと思います。
バランスがいい感じにみえるのがenishとコロプラですね。
セガサミーは、ちょっとこのグループでは異色というか括りを間違ったようです(笑)
この記事の主旨
以上の比較表は実に興味深く、いろいろ想像して楽しめますね!
「興味があるゲーム会社」ではなく、「興味のあるゲーム」の会社なのです。やっぱりゲーム主体となってきていますね(笑)
しかし、本業は投資です。それら企業を比較してみた結果、様々なことがわかりました。実際にはもっと細かなところを見ていって買い始めるのですが、このくらいでやるのもいいでしょう。わたしはそういうやり方はしませんが、今はリスクオン相場ですから(笑)
比較する会社は上記6社ですが、それぞれのもつゲームの中でわたしが興味があるものを参考までに列挙しておきます。
- ガンホー : 傘下企業のアクワイアがもつロード・トゥ・ドラゴン
- enish : ドラゴンタクティクスInfinity
- エイチーム : レギオンウォー
- セガサミー : チェインクロニクル
- サイバーエージェント : 傘下企業のサムザップがもつ戦国炎舞KIZNA
- コロプラ : 魔法使いと黒猫のウィズ
最後にどうしても書きたい一言があります。よく言われることですが「株式投資は美人投票に似ている」のです。自分がどれだけ惚れ込んだゲームの企業であっても万人に受けなければ意味がありませんし、また、プレスリリースが下手であったり、うまく時代の寵児になれなければ沈みます。難しいですね!