海外投資家にアベノミクスへの失望感=竹中平蔵氏
ロイターによると、政府の産業競争力会議で中心的な役割を担う慶應義塾大学の竹中平蔵氏が「アベノミクス」に対する「海外投資家の失望感は非常に高まっている」と指摘したとのことです。
実際に記事をよく読むと、失望感が高まっているので着実に規制改革や法人税減税を進めていく必要があるとの前向きな内容です。
気になるのは以下の点ですね。
<規制改革・官邸は熱心、海外勢は東アジア安保重視>
もっとも現在の安倍政権について「安倍首相と菅官房長官は(規制改革で)頑張っているが、その下(の閣僚)で(政策の)交通整理ができていない」と苦言を呈した。「現状のまま何もしなければ6月の新成長戦略は大した中身にならない」との懸念を示した。
すべての組織にいえますが、上役、調整役、現場の3方すべてが動かなければスムーズには進みません。しかし、そのどこかの人が不平を言っているだけでもどうにもならないのも事実。誰かが情熱をもって機関車にならないといけないのだと思います。
それが竹中教授の役割なのではないでしょうか。そのためのカンフル剤的な記事であるといいなと考えています。