投資ハック(investment hack)

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東電の4─12月期は3年ぶり経常黒字、値上げ・コスト削減が寄与と言っているが。。。

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値上げして、コストを絞ればそれは黒字になる訳で、ロイターのトップニュースを飾るほどのものかと思ったこの記事ですが、気になるところがあったのでちょっとだけチェック。

東電の4─12月期は3年ぶり経常黒字、値上げ・コスト削減が寄与 | Reuters

 

コストを絞ると一口でいっても、どこを絞ったのかが肝要ですね。記事を読んでみると

4─12月期は、値上げによる増収効果が2200億円、燃料費調整制度による燃料調達費増の料金転嫁で1600億円の増収効果があった。前年同期比で対ドルで約20円の大幅な円安により、火力発電燃料費が2兆0749億円と過去最高に膨らんだものの、人件費で185億円、工事を繰り延べにより修繕費で527億円、それぞれ前年同期に比べ削減した。

 

値上げと燃料調整制度による料金転嫁と分けて計上されていますが、うーんという感じですね。一般的な消費者から見ると、両方とも値上げじゃん!?となるかと思います。燃料調整制度については、以下の通りです。

 

火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動を電気料金に迅速に反映させるため、その変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度です。

燃料費調整制度とは|電気料金・各種お手続き|東京電力

 

もっとも気になるのは、削減は人件費で185億円、工事の繰り延べで527億円というところですね。現場の最前線で頑張っている方々や、様々な技術を研究する方々には厚く報いて欲しいところですし、必要な工事については粛々と進めて欲しいものです。